大
大内伸哉
· 神戸大学大学院法学研究科教授
Full speech
○参考人(大内伸哉君) ありがとうございます。大変重要な御質問だと思います。
私の考えを言いますと、今、プラットフォームのことをおっしゃいましたけれども、社会の中にまた新たな支配従属構造というのが出てきているような気もします。それは、圧倒的なやっぱり経済的、社会的力をやっぱりプラットフォームは持っていて、しかしこれをどういうふうに見ていくのか、どう捉えていくのかというのは大変難しくてですね。まあ労働法の立場からは、従来の労働法のアナロジーでこれ新たな企業という、新たな社会的権力で、これが第一次産業革命以降に出てきた企業の新しいバージョンと、そのアナロジーでやっていこう、だからこれは使用者、労働者で捉えようというのは一つの考え方としてはあるのかもしれませんが、やはりそこはちょっと違うのではないかというふうに個人的には思っています。
というのは、もう全然構造も違いますし、働く側も、例えば工場労働とやっぱり違う、ギグワーカーになってくるとやっぱり自律性も、自由な判断という要素もあるわけですよね。労働者にしてしまうと、労働者だけで終わらなくて、例えば雇用保険、そしてさらに社会保険と、全部実質上付着してくるところがあって、それって本当にニーズに合っているんだろうかという問題もあります。それはしかし、労働者側がどう判断するかはあるんですが。
言いたいことは、従来の枠で何とか収めて扱おうという労働者概念の拡張です、例えば、使用者概念の拡張というようなことじゃなくて、全く新しいその支配従属構造に合った別のモデルというのは考えていってもいいのではないかと。それは決して、だから労働法の伝統的なモデルとは違い、取引をどうやったら公正な取引ができるかとかいうような形で、新しい発想で、言わば第三というか第二というか、労働法とは別の、従来の労働法とは別のバージョンの何かこういうものを考えていくべきじゃないかと個人的には思っています。私はそういう研究もしているということでございます。
取りあえず、今のところはそういうことです。
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Surrounding remarks in this meeting
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○参考人(宮川努君) 今、二十三ページを見ていただきましたように、実質賃金との関係も含めて、やはり円安へ為替レートが行くということは望ましくないと思いますので、ここは金融政策でやはり、まあ金融政策が為替レートを目標にしているわけではありませんが、円安をやはり解消して物価安定につなげるというのは、やはり先ほども言った不確実性の是正にもつながるというふうに考えております。 不確実性というのは、今の対外的な環境というのもその不確実性に含ま…
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- 柴 愼一#93
○柴愼一君 どうもありがとうございます。…
- 野上 浩太郎#94
○会長(野上浩太郎君) それでは、他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度といたします。 参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。 皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。調査会を代表しまして厚く御礼を申し上げます。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 午後四時散会…