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亀割浩介

· 株式会社Farm―K代表取締役

Full speech

○亀割浩介君 それでは、まず新規就農に関しまして。やはり中山間地になりますと、野間先生も言われたように八十代という方が現役で頑張っていらっしゃいます。そのお子様世代となるとやはり六十代からになってくると思います。そういう、農地をまた今から守っていこう、帰ってきて、していただこうとした場合に、やはり、ある機械ではそれはできるけれども、ちょっと効率が悪いとか、そういうのはあったりしますので、そこにはある程度の新規就農者並みの助成がいただければありがたいところです。  また、本当に若手が入ってこない中で、先ほども言いましたけれども、地域の農地を守るのはそこで育った方々がするのが一番手っ取り早いというか、なじみやすいというか、そういうところがあります。大体、企業を定年なさってからでも体力的には十分やっていけます。だから、第二の人生というわけではありませんけれども、そういう形で、そういう方々にも農業に参入できるような環境づくりを是非整備していただきたいなと思います。  それとまた米の価格形成につきましてですけれども、私も高校を出ましてからもう三十年近く米の生産に携わっております。確かに、米の価格は乱高下がありまして、米が余ると下がる、足りないと上がる、まさに需要と供給なんですけれども、ここに来まして、食料システム、今、九州農政局の鹿児島拠点、窪山参事官始めいろいろな方々が、消費者の方々にもいろいろ講演とかで、この価格帯はこういう形だということで講演されているようです。また、その結果を聞くと、やはり消費者の方々も、ああ、本当にこういう感じなんだ、今までお米農家は本当に身を切って作ってこられたんだという話になります。その反面、私らも今までずっとしてきているわけですから、では、なぜその赤字の中でそれだけ生き残ってきているのという話も出ます。  確かに、うちは米生産だけでやっていくと本当に成り立っていけません。うちは作業受託という現金を回収できるような仕事もしていますので、そこである程度カバーしてきている状態。それでも、皆さんから労働時間は何時から何時までですかとよく昔聞かれていたんですけれども、私は日の出から日の入りまでですといつも言っていました。そのくらい合わないというか、もう自分でやらないと、することが多くて、またそれに見合う人材を雇うお金もなくて、本当に厳しい時代だったと思います。  それで、去年、おととしから米価が上がりまして、これだけあるとこんなに楽なのかと本当に身にしみて思っているところです。だから、本当に前年産、七年産は余りにも高過ぎます、農家目線でしても。こんなに高くなっちゃうと、次は下がるだろうという懸念があって、設備投資もそこまで打てない、安定して営農をできないというのが経営の中であるところです。  だから、この食料システム法の中で、今、生産コスト二万円ということで打ち出されていますけれども、それが平均的な単価であります。地域によってはこれでは成り立たない。また、できる地域では一万五千円ぐらいでできるのかもしれません。そういうような平均単価をやはり国の方も情報発信をしていただいて、本当にこれだけないといけないんだということをしていただきたいと思います。  また、民間レベルに委ねちゃうと、本当に確実にここに収まるのかという問題があります。それを下回るようであれば、また以前のように価格補償なりそういう農家の下支えをしていただきたいなと思うのが本音でございます。  以上です。

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