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藤井多希子

· 国立社会保障・人口問題研究所社会保障基礎理論研究部長

Full speech

○参考人(藤井多希子君) 大変に難問を今投げていただいたかなと思っておりますが、恐らくやはり地域地域によってその実情が違いますので、それぞれの地域に合ったような解決策というのはあると思います。  宮出委員がおっしゃったように、おばあちゃん仮説のような考え方としてもあると思いますし、私どもの同僚で中国人の研究者がいるんですけれども、中国では子供が小さい頃はむしろ親が子育てをする必要がなくて、覚えていないから、誰でもいいから、愛情を持ってやれる人がいるんだったら誰でもいいと。むしろ、思春期になって、将来をどうしようと考えるときに親がサポートしてしっかり議論をするべきだというような考え方だというので、中国では留守児童というのがいっぱいいますので、上海ですとか都会に出てくる人たちが夫婦で出てきてしまうので、子供はもう地域で育てるみたいな考え方があると。  それで随分、例えばシンガポールもそうかもしれませんが、様々な地域性があるということを考えますと、まず最初に述べていらっしゃった高齢単独世帯の中には男性ばっかりというのは、これは多分、男性は、余り子育てしたこともない男性が高齢者になりますので、多分この場合のおばあちゃん仮説には、おじいちゃん仮説にも多分なれなくて、ただ一方で、日本は住まい方がとても画一的だなと思っておりますので、例えばシェアハウスみたいなものを、多世代居住みたいなものをもう少し推し進めるとか、そういうような考え方というのに学生さんたちも一緒に入ってもらって、楽しくコミュニティーというものをつくるというようなものの一つの方策というのはできるかなというふうに思います。  もう一点だけ、済みません。  企業の関わり方というのをもう少し考えられるのかなと思います。確かに、男性は働いていた人が多く、定年退職後には地域で孤立するということもあるんですけれども、それでは、地域で孤立しがちな男性に対して元いた企業がもう少し手を差し伸べるですとか、あるいは地域の企業が何かしら、何かやるみたいなものもあってもいいかなとも思っております。

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